蝶々
いつも通り、だるそうで眠そうなクラスの雰囲気の中、朝礼は終わった。
いや、これでも1組は学年で一番活気もあるし、受験勉強の為に学校を休むような人がいないクラスなんだけど。

最後に先生が何人か前に来るよう呼んだ。
受験シーズン。
志望校の最終調整真っ直中だ。


「じゃあ、朝礼終わりますね。あ、あと、釣川さんもちょっと来て」


先生が付け足すようにそう言った。
私?
何か書類でもあったっけ?
< 74 / 79 >

この作品をシェア

pagetop