蝶々
「そうじゃなくてね・・・」


先生のキラキラした笑顔が、さっと真面目な顔に変わった。


「津手沼さんのことなんだけどね」


菜穂のこと?
急に胸がどきどきしてきた。


「釣川さん、仲良いよね?」

「えーっと、まぁ、はい」

「4月の面談の時、学年で仲いい人はって聞いたらすぐ釣川さんって言ってたよ」


菜穂・・・


「それで、私におっしゃりたいことってなんでしょう?」

「教師がこんなこと生徒に話すなんて面目ないんだけどね、私ではもう話聞いてくれないみたいなんだ。実は・・・」
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