満ち足りない月




昨晩はあまりよく眠れなかった。

緊張のせいなのか、いつものベッドと違うからか。

初めて泊まった夜とは明らかに違っている心情。


セシルは目を思い切り瞑って必死に眠りにつこうとしたが、どうしても眠気はやってこなかった。


そのまま寝付けぬ夜が過ぎ、太陽が姿を現したのだった。



「まずは大広間からよね」

そして今に至るわけだ。
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