ノワール・ナイト

side,ギル


僕らのようなヴァンパイアは生き血なしでは生きられない。

ヴァンパイアの血が濃いほど必要とする量も多く…


今では純血は王家のみになってしまった。

子孫を残す為にヴァンパイア達は人間と結び混血を作ったからだ。


魔法使いと結べば血が薄くなる事もないらしい。

ヴァンパイア自体、魔法使いが血を吸うようなモノだからだ。


しかし、魔法使いは捕まらない。


したがって、王家は親近同士で結び、子を残す。



そんな王家の第四王子である僕の所へは毎日のように贄となる人間の女が連れてこられる。

女なのは男よりも旨いからだそうだ。


奴らは多くが泣き叫び、恐怖を目に浮かべて食されていく。

後の奴らは気を失っていて食される事にすら気づかないが。



僕は殺さない程度に血を吸う。

殺してしまうのは、僕の贄となった奴らの残り血を食らう貴族、家臣たち。

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