fight*girl





「ゆーう」




上半身をベッドに預けたまま寝ている優羽の髪に触れた。



―…柔らかいなぁ。



アッシュ系の栗色の髪は窓から入る光でキラキラしている。



なんのピアスか分からないけど、耳に何個かついてるし…。





「寝顔綺麗やなぁ…」




たまによだれを垂らしてしまってる自分と大違い。



羨ましい!!!





「うーん…」


「起きた?」




うねり声を上げるけれど起きる気配はない。


まぁいいや、とベッドから起き上がろうした。






「…あい」


「はい?」




名前を呼ばれて振り向くけれど未だに優羽は寝たまま。





―…寝言?





.
< 64 / 505 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop