女子DEATHヒーロー

生徒会長

 あたしが連れてこられたのは……庭だった。
「一緒にお茶しよう?」
「本当はあんたと一緒になんて嫌だけど、お兄ちゃんがどうしてもって言うから!」
 ツンツンすぎる、佳奈子お嬢様!
 ってか、お兄ちゃんが?
「絢灯さんみたいな子が親衛隊入らないのが珍しくて気にかけてるみたいなのよ」
 優子さん、お庭がよく似合いますね。じゃなくて、気にかけてる=目を付けてる=怪しんでる じゃないんですか?

「もうすぐ来るから待っててね」
 高そうなカップをあたしの前にカチャリと置いた。うーん……逃げたい。
 ってか、央太と佐々木はどうしたわけ?

 ヤン長の方だったら助けに来いって感じだけど、こっちはまだ良いかなぁって思う。

 あたしは佳奈子お嬢様に気持ちいいくらいに嫌みを浴びせられながら、優しい麻子さんと優子さんの言葉を聞いていた。
 ヤバい、ちょっと心地よく感じてしまう!

「お兄ちゃん!」
 あたしがなんとなーくほんわかしてると、佳奈子お嬢様が可愛らしい声で言って走って行った。
 その方向を見ると、生徒会長と副会長とぱっと見ピンクの水色が居た。
 要するに、ピンクの髪のヤン長仲間の……えーと、名前忘れたけど、水色似の人が居たってこと。
 あたしがじーっと見ていると、生徒会長が微笑んだ。とりあえず、頭を下げるとピンク水色があたしに向かって走ってきた。というか、突進してきた。
 当たり前だけど、あたしは避けた。のに、ピンク水色は方向を変えてまた突っ込んでくる。
 猪は方向変えれないはずなのに!
 っていうか、初対面で突進って……命狙われてる?

「何なんですかっ!」
 あたしが叫ぶと、ピンク水色は物凄い笑顔になった。眩しすぎる!
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