喋らない親友


それでも優太は

いつも問い掛けて
語り掛けてくれた

「まだ辛い?まだ辞めれない?でも健斗を信じてるよ。ずっと待ってる。辛いなら俺に言って来なよ。約束。」

って。


嬉しかった
凄く凄く嬉しかった


でも俺は

優太を遠ざけた
「大丈夫だから、関わるな。」って。

ごめんな

ほんまは
凄く嬉しかったぜ


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