少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜
少女の言葉は気にせず、やっとのこと二人きりという状況に満足した少年は、表情を改めた。
「あ、いや…あのな。」
そしてごほん、とひとつわざとらしい咳をする。
「明日なんだけど、」
「明日?」
きょとんとしてこちらを見つめるミミに、少年は顔が火照りだすのを自覚しながら口を開いた。
「…あ、明日のお祭り、一緒にまわってやってもいいぞっ」
最後まで言い終わる前に目をそらした少年に、ミミはえ?と聞き返す。
「だ、だから!お祭りだよ!どうせ一緒にまわる奴なんかいないだろっ」