~Snow White~『ニ巻』
「利香」
就職あっせんの張り紙を
見ていた利香の肩を叩く。
「竜ちゃん、終わったの?」
「うん~来週とうとう三者懇談だろ。
俺はさ、親父が怖いんだよな~
先生に、うんとほめてくれって
頼んできた。」
「おじさま、厳しそうだもんね。
私には優しいけれど~」
「俺には厳しいのに
洋平には何も言わないんだ。
なんか腹立つわ。」
「洋ちゃんの生活態度は
竜ちゃんとは全く逆だからね。
おじさん、どんな顔で聞くんだろ~」
「親父が会いたがってたよ。
顔出しなさいってさ。」
「おじさまが忙しいのにね~」
見つめあって笑う二人
夏絵は遠くからそれを見ていた。
就職あっせんの張り紙を
見ていた利香の肩を叩く。
「竜ちゃん、終わったの?」
「うん~来週とうとう三者懇談だろ。
俺はさ、親父が怖いんだよな~
先生に、うんとほめてくれって
頼んできた。」
「おじさま、厳しそうだもんね。
私には優しいけれど~」
「俺には厳しいのに
洋平には何も言わないんだ。
なんか腹立つわ。」
「洋ちゃんの生活態度は
竜ちゃんとは全く逆だからね。
おじさん、どんな顔で聞くんだろ~」
「親父が会いたがってたよ。
顔出しなさいってさ。」
「おじさまが忙しいのにね~」
見つめあって笑う二人
夏絵は遠くからそれを見ていた。