手のひらの終焉
どうしよ、アモーレに聞こえそう。
アモーレから逃げようと、手を振り払おうとした。
けれど、アモーレにしっかりと手を掴みなおされて、
いっそう引き寄せられてしまった。
と、手が離されて、代わりに背中を抱き寄せられた。
ドンとぶつかるように、アモーレの胸の中に収まってしまう。
その力強さと裏腹な、柔らかい身体がリャウカを包み込む。
甘い香りも、いっそう濃くなる。
ああ、どうしよう。
ばくばくいう心臓が、アモーレの肌に触れている。
気付かないハズがない。
リャウカは自分の顔が赤くなるのを感じた。
アモーレから逃げようと、手を振り払おうとした。
けれど、アモーレにしっかりと手を掴みなおされて、
いっそう引き寄せられてしまった。
と、手が離されて、代わりに背中を抱き寄せられた。
ドンとぶつかるように、アモーレの胸の中に収まってしまう。
その力強さと裏腹な、柔らかい身体がリャウカを包み込む。
甘い香りも、いっそう濃くなる。
ああ、どうしよう。
ばくばくいう心臓が、アモーレの肌に触れている。
気付かないハズがない。
リャウカは自分の顔が赤くなるのを感じた。