手のひらの終焉
リャウカの瞳が再び真紅に染まる。
 
赤い水玉が浮かび上がる。
 
その水玉目掛けて、石を投げた。
 
コン、と地雷を直撃すると、地雷は砂を巻き上げて爆発した。
 
いける。
 
地雷の感度が良くてよかった。
 
リャウカは次々に地雷を爆発させていった。
 
十数個爆発させたところで、視界が、

砂嵐の後のように、煙った。
 
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