First Love
そして、教室に着いてからも
みんなの視線が…。



私と芽衣は周りの視線にあえて
気にせずにそれぞれの席についた。

んっ、まだ横の人来てないじゃん。

暇だから机に手をついて寝ようとしたら、
前の席の子が話かけてきた。

「あなたどこの財閥の方?」

『えっ?』

「あら知らないんですの?ここのSクラスの人達は何か特別でないと入れないのよ。お金持ちとか頭がずば抜けていい人とか。ちなみに私は緒川財閥と言って〜」

まだまだ続きそうね家自慢が。

聞き流していると

「だから私と友達になった方がいいですわよ。」


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