大事な宝物


彩は言ったね
兄ちゃんが俺を思ってくれてるって
兄ちゃんはいや
彩が良いんだよ?

兄ちゃんは口だけで
俺と彼女なら彼女を取る
いざとなったら
兄ちゃんは俺を見捨てる
そういう奴だよ

俺は
そういう奴としか
関わって来てない
だから彩の
温もりと優しさは
俺の闇を照らす
ただ一つの光だった
必ず消さないって
誓ったけど
消えちゃった…
真っ暗だね
深い深い真っ暗な牢獄に
俺は監禁されたみたい…


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