Rain
『俺…あんな、知香ちゃんがどう思ってたかは分からんけど、こういうこと何とも思ってない相手とはせえへんし知香ちゃんもする子じゃないの分かってるから…。だから…俺ちゃんと考えるから知香ちゃんも考えててくれへん?俺のことどう思ってんのか』








なに!?
この展開は…



意外でびっくり。



これがタナボタってやつ?











聖夜くんは黙って着替え始めた。


あたしは嬉しいのと彼女のことで胸中かなり複雑だった。





自分の気持ちにハッキリと気付いたから。


もう好きになってる。


それ以上に急速に聖夜くんにはまってる。





『じゃあ…俺仕事やし行くわ。知香ちゃんも今日仕事やろ?』

『うん』

『ほんならまた夜にでも電話するわ。店長さんにもよろしくゆうててな』




あたしは聖夜くんを玄関まで送ってドアを閉めた。






てゆうかあたし…なにしてんのよ…




自分のしたことに後悔をしつつも聖夜くんの言葉を思い出すと嬉しくなる。




これって最低…なのかな?
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