Rain
それからあたしは少しずつ変わってた。




聖夜と出会った頃みたいに笑えるようになったし、本当に純粋に好きだと思えるようになった。



聖夜も…
そんなあたしをいつも優しい笑顔で見てくれてた。



付き合って一年がたつ頃には、初めて行った海遊館で買ってもらったあのお揃いのイルカのストラップも二つに増えた。






一年記念にまた海遊館に遊びに行った時、聖夜が新しく買ってくれた。



ピンクとブルーのイルカが一つずつ。


あたしと聖夜の携帯には二つが並んでついていた。





ずっと
あたしのお守りだった。



多分初めて海遊館に行ったあの時からずっと…

ストラップのピンクのイルカはブルーのイルカを待ってたんだろうな…





あたしと聖夜みたいにやっと寄り添えたみたいに見える。



大切な宝物。


あたしにとっては、
聖夜を繋げてくれたお守りみたいに感じてたから。






毎日が幸せで、いつも笑ってた。


あたし達は、うまくいきすぎて怖いぐらいだった。




そばには大好きな聖夜がいて、あたしは他には何も望むものなんてなかった。




この幸せがずっと続けばいいのにな…
< 191 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop