Rain
プルルルル…


耳に伝わるコール音を目をとじて聞いていた。



なんでやろ?

ドキドキが止まらなかった。




『もし?』


『聖夜くん?用意できたよーぉ』


『じゃ今から行くわ。オデッセイやけどいいやんな?着いたらワンコするわ』




なんとなくワクワクしてた。




なぁ、聖夜のこと何も分かってなかった時の方があたし幸せやったやんな…





ブーブーブー


携帯はワンコールで切れた。


聖夜くん着いたんや♪


あたしは急いで家を出ると、足早にエレベーターに乗って急いで歩いていた。



別に逃げるわけないのに。
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