Rain
別にひどいことを言いたかったわけじゃない。


なんなんだろ…

カッコ悪いけど今思えばSOSだったのかな。



多分怒ってほしかったのかなって。




むちゃくちゃ言って困らせて、多分あたしなりの信号を送ってた。



そんなの気づかれることもなかったけど…。







だってあたしは“捨てられた”子。



『ちぃちゃんバイバイ』
って言われたあの時から、あたしはあの子の次だった。




香織の…次。
二番目だった。


所詮可愛いのはあの子。
選ばれたのは愛人とその子供。









もしあたしとあの子が同じ病気になって、治す薬がこの世にひとつしかなかったら…?



お父さんは間違いなくあの子に飲ませるだろう。



そしてあたしは見捨てられる。


きっとそうに…決まってる。









でももう平気。

あたしは強いもん。

ううん違う、強くないとあかんねん。



だってあたしは…“お母さん”の子なんだから。
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