いちごみるく

~剣太side~

なにを言ってんだ


あの狩田というやつは。


あぁ~絶対ばれてしまった。


俺としての痛恨のミス。


やっちゃったな~


あんな事を言われると顔が


赤くなるのは昔からの癖だからな・・・。


これからどうしたらいいんだ・・・


そんな風に思いながら廊下を歩いていると


後ろから肩を叩かれた。


「こんちゃ~根乃だよな?」


誰だこいつ?


いかにもギャル男だ。


髪は金髪でピアスなんか開けちゃって。


「あの~だれっすか?」


「あ~ごめんごめん。俺の名前は


 安川流希!よろしくな!」


ヤスカワリュウキ。カッコイイ名前だな。


「おうよろしく。」


「同じクラスなんだけど覚えてない?」


え!まさかの同クラ!!


まったく知らなかった。


「あっ覚えてない。ごめん。」


「まじかよ~まぁ今覚えてくれたらいいから!」


「うん。」


「てか部活一緒に見にいかね?」


「おう。俺も今から行こうとしたとこだし。」


「ナイス!剣太はどこに入部したいわけ?」


「バスケかバレーかな。」


「おお!俺も行こうと思ってたんだ♪」


「そうなんだ~」


「んじゃ行こうぜ!体育館!!」


「おう。」


俺は安川に連れられて


体育館に向かった。
< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop