my name



「違うよ!」

「じゃ何、何で一緒に登校してんのよ」


これは本当のこと言っても大丈夫なのかな…。


赤木君のほうをチラッと見ると机に顔を伏せて寝ていた。

今来たばっかりなのに。


この2人だったら言っても大丈夫か。

「実は昨日からウチの居候なんだ…」

「「はあ!!?」」


2人の声が見事に重なった。

顔も一緒だよ?



「大丈夫かよ?」

准一も美衣もあたしが男の子を苦手なことを知っている。

特に赤木君を苦手に思っていることも。



「パパが勝手に決めたんだもん」

「でも2ケツとか仲いいんじゃん」

「良くない!」


「そうかー。ヒロにもやっと彼氏が出来るのかー」

「美衣!」

2人共絶対あたしのことからかってる。


怒るからね!










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