kasiraな私
事の経緯は・・・
☆*:;
・*:..。♡*゚¨゚゚・*

シャンシャンシャーン・・・


シャンシャンシャーン・・・


「メーリークリスマス!!」


パーン!パーン!


「クラッカー鳴らし過ぎだよ?」


「いいんだよ!これくらい大袈裟で!」


今日はクリスマスイブ。聖なる夜。


「今年も・・・男無しだったね?」


「うん・・・しょうがないよ。来年こそは、絶対甘いクリスマスにしようね!」


乙女として生きて16年。彼氏いない歴も16年。


今年も幼馴染の亜由(ァュ)と寂しく2人でクリスマスパーティ。


「藍、ケーキ切っていいよね?」


「うん。食べよ!」


2人で食べるには大きい5号のワンホールのクリスマスケーキ。


ザックリとナイフで半分に切り分ける亜由。


「半分にしても大きいね?食べれるかなぁ」


「ケーキは別腹!食べれるって」


ぐさっとクリームの上のイチゴにフォークを刺して口一杯に頬張る亜由。


あたしも釣られてイチゴをフォークで刺した。


フォークの先のイチゴを眺めてたら亜由の顔が近づいて来て


ぱくっ


と、あたしのイチゴが亜由の口の中に消えた。


「ちょっと~!!あたしのイチゴちゃん~~」


「早いもの勝ちだよん!」


口に生クリームを付けてにぱっと笑った亜由。
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