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裕「んじゃっ、みみ頼むな〜」


みみ以外の全員は、遊志が持ってきた毛布をかけて横になった。


みみが穴の近くで座っている。


み「うん」


淳「1時間交代ですので、よろしくお願いしますね」

淳志がそう言うとみみは「あっ、僕、飛行機で結構寝ちゃって当分寝れそうにないから……眠くなったらでいいかな?」と言った。


淳「えっ?あぁ、それは全然構いませんよ。じゃあ、少しでも睡魔を感じたら次、兄さんなんで起こしてやって下さい」


み「分かった。おやすみ」

「おやすみ〜」


遊「………」


辺りは静かになり、静寂になった。


その静寂の中、みみは右手で銃を握り、左手で左ポケットにあるものを確かめた。
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