Virus
涼「わっ!」



その人影は何かを持っている。



ガチャっ




銃…?




殺られる…!



そう思った時だった。



夕「…みみ!?」



涼「えっ?」



そう聞くと人影は



「えっ!?夕花!?皆!?」



止まった。



そこに居たのは紛れもなくみみだった。



…ただ、重装備をしていたが。



裕「みみ!」



裕大は思わず抱きつく。



み「ゆ…裕大!?良かったぁ!無事だったんだね!?」



みみは安心したように笑った。



瞳「てか、涼ちゃん大丈夫?」



さっき銃を突き付けられたのだ。



涼「ま…まぁ、その柔道で全国2位のパンチやら蹴りやらこなかったからまだましだけど…。今日はとことんついてないよ」



苦笑いをしながら言った。


たしかにその蹴りでも喰らったら今度こそ死ぬかもしれない。




み「伊坂ゴメン。もう生きてる人なんか居ないと思ってたから…」




宏「てか、堀北さん。その武器は?」




小さな体に相当な武器を背負っている。




大体何故銃を持っているのか謎だった。



ご存知のように日本は銃刀法違反になるので理由がない限り持つ事さえ難しい。


するとみみは急に真剣になって



み「この学校…おかしい」



と説明し始めた。
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