Virus
由「違うんです…。私は良いんです……。さっきも言った通り多少なりとも覚悟はしてましたから。でも……私が居なくなった世界で…皆が…淳志が悲しませると思うと…辛くて……」


涙が頬を伝った。


自分の運命を受け入れてる所ではなかった。


それに加え他の人の気を使っていた。


遊「由李…」


近付いて頭を撫でると由李はそのまま俺の胸に飛び込んできた。


由「もし…急に病状が悪化して…すぐに死んでしまったら……。部活の帰りを待ってる時に…屋上で倒れて死んだら…淳志は…優しいから……絶対に自分のせいにしてしまう……そしたら…一生自分を責め続けて…苦しむと思うんです…。私…淳志を苦しめたくない……!」


遊「………」


由李は相当我慢していたようで、俺の胸でわんわん泣いた。


その気持ちが胸を通して痛いほど伝わった。
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