Virus
祐「あっと、そうだ。佐野、伊坂。たまには顔見せろって真田さんと、あのくそじじぃが言ってるから、このまま本部に来て貰ってもいいか?」


まだ流架に抱きつかれながら祐騎は言った。


瞳「くそじじぃって…あっ、樟梓さんですね」


涼「分かりました」


祐「悪いな。ほら、流架。離れろ」


流「分かったって〜。じゃあ、行こっか。翼が待ってる」


流架はやっと離れてから笑顔で言った。


祐「行こう」


2人は歩き出した。


涼「じゃあ、行こう。瞳」

瞳「うんっ」


涼は歩き出した。


瞳は行こうと踏み出した足を一旦止め、後ろに手を降ってから追いかけた。


悲しい事ばかりの事件だったけど……。


皆が居たから乗り越えられた。


まだまだウチにはやるべき事が沢山ある。


だから…見ててね。


頑張るから。


まだ道は続いてる。


だから、立ち止まってる暇などない。



そして夕日で染まったアメリカの道を4人は進んで行った……。


そう……


未来に向かって……。
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