feather ~海の彼方~
「まったく。逃げるくらいなら最初からすんなっての。」
それから、大丈夫?と私に聞いてきた。
「あっ、はい!大丈夫です。有難うございます。助けてくれて。」
「いーえ。ここら辺あんなの多いから気をつけて。」
それじゃあ、と手を上げて歩き出した彼を、私はとっさに引き留めた。
「あっ!ちょっと待って!!」
「ん?」
「あの、お礼!!お礼させて!!」
「別にいいよ。お礼なんて。」
「いや、でも…」