feather ~海の彼方~
「お荷物、お持ちしますね」
「ありがとうございます」
仲居さんに荷物を渡し、部屋まで案内してもらう。
「さぁ、こちらでございます」
仲居さんが、艶やかな椿の花が描かれた襖を開ける。
その開かれた扉の向こうに足を踏み入れた私は、窓一面に広がる白銀の世界に、歓喜の声を上げた。
「うっわ~!!すっごく綺麗っ!!」
「ホント、すっげーな」
暫く窓に張り付いていた私はふと、雪とは違う白いものを視界の端に捉えた。
そのものの正体を確認した私は、さらに声を上げた。