feather ~海の彼方~
「そうだよ?普通でしょ?」
「ふ、普通じゃないかと……」
「だって俺達、恋人だし、この旅館はそれが売りなわけだし、でもソラが嫌だって言うなら……」
「うっ……」
そんな、捨てられた子犬、みたいな瞳で見ないで~。
私、この目に弱いのよ~。
だからつい、答えちゃうんだよね。
「分かった。一緒に…入る……」
「やったぁ!!じゃあ、ご飯の前に大浴場に行こっ」
「う、うん」
「あっ、もちろん浴衣ね!!」
「分かったから……」
ぎゅうっ、と抱きついてきたカイにどきどきしながら、私達は大浴場へと向かった。