そして誓いの言葉を絆に
「あのね、お兄ちゃん達、やっぱり初日の出見て帰るから、朝になるって。だから」

「分かったよ」



えっ?



「俺らも初日の出、見に行こう」

もっと渋るかと思ったら、あっさり涼が承諾した。



私がちょっと驚いてると、涼が包み込むような笑顔で、私の頭の上に『ポン』と手のひらを載せた。



「涼?」

「きっと真佐志の事だから、『ちゃんと戸締りしろよ』とか言ったんだろ?」

「……えっ?」

「で、おまえ、今は家に居ないから、ちょっと罪悪感を感じたりしたんだろ?」



……涼……。

涼が私の髪を、クシャっとした。

< 267 / 302 >

この作品をシェア

pagetop