黒いスーツの王子様
「おッ♪希ちゃん。」



カーテンを開けると、

修二さんが最初に気付き
あたしの浴衣を見て来た。


そして・・










「・・・・」



祐輔が修二さんの後ろから、

じっとコッチを見つめている。






なにか言ってよっ///

恥ずかしいじゃん!







「…犬も浴衣を着る時代。」

「――!」



そう言って、祐輔は
笑いながらあたしに背を向けた。






なによ、その感想〜〜///

バカにし過ぎよッ!!!



ぷんぷんと怒りながら
祐輔の近くに行くあたし。


.
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