大好きって言って(耀*芽衣)
゚・。。・゚・。。・゚Kagaya side*
芽衣のウエディングドレス姿を見た時……俺は言葉を失った。
あまりに綺麗過ぎて、可愛すぎて。
今まで見た事もないくらい美しかった。
結婚式前に……芽衣を見ておいてよかったと思った。だって、見ないで結婚式始まったら、見惚れて結婚式にならなかったと思うから。
そしてついに結婚式が幕を開けた。
牧師の前で、俺は心菜を待つ。扉が開いて、芽衣のお父さんと一緒に芽衣が現れた。
1歩1歩……芽衣は俺に近づいてくる。心臓のリズムにリンクするように、芽衣の足音が響く。
やっぱり綺麗だな。
そう思いながら俺は、芽衣を見つめる。
少しずつ近づいてくる芽衣の見つめながら、俺の頭の中で今までの出来事が流れていく。
俺の隣に来た芽衣を見下ろす。するとお父さんは俺に微笑みながら言った。
「芽衣を……頼んだよ」
痛いほど伝わってきた。
俺は……芽衣を幸せにしなくちゃいけないんだ。