スキ、だけどキライ



ドアに背を向けて、バレないように話を聞いた。


『キミは‥これ以上投げたら命に関わりますよ。脱水症状、熱中症を併発している。マウンドで死んでしまいます』



「大丈夫です。俺は投げれます」



『‥わかりました』


待って‥もうやめてよ。



もう誰も失いたくない‥


「もうやめて、よ‥」


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