キミにサヨナラをする。



「……なんで俺が、いちいちお前の言うとおりにしなきゃいけないんだよ。大体、メシならヒロと食えばいいだろ?」


「なんでそこに悠希が出てくるの?!関係ないじゃん!!」



「関係あるだろ。ヒロはお前のこと好きみたいだし?お前もまんざらでもないみたいじゃん。もうヒロと付き合えば??」





「それ……本気で言ってるの?」



心愛の声は、ふるえていた。

でも俺も、ここまでくれば引き返せない。





「2人が付き合えば俺も妹のわがままから解放されてせいせいするよ!!」










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