キミにサヨナラをする。



だんっ


俺はヒロを、壁に押し付けた。




「いったいなぁ〜何すんだよー」



「おまえっ、心愛にフられたんだろ!?なんであのメモ帳に恋人って書いてあんだよ?!」


「……いーじゃん♪ここはどうせ何も覚えてないんだし?」



ドカッ



俺は、ヒロを殴った。
ヒロは、しりもちをついた。
口からは、血が流れていた。



「…ここが好きなんだ。訳も分からずいきなりフられて、こんなんで納得いくかよ!!」




「ヒロ……」


ヒロは、俺の予想以上に傷ついていた。










.
< 90 / 121 >

この作品をシェア

pagetop