三角定規⊿完~幼馴染とクラスメートの三角関係~
次の瞬間、わたしは暖かい感触につつまれた。



何…?



「悪かった…。」



何が起きてるの……?



「話を…聞いてくれ。」



いきなりの事だったのに、不思議と嫌な気持ちにはならなかった。




わたし…

孝太に抱きしめられてる…?



嫌じゃ……ない。



あったかい…


ドキン…

ドキン…



「行ったぞー!!」

校庭から聞こえる声によって、ハッと我に返る。



ってわたし、何ドキドキしてんの!?

わたしが好きなのは知哉なんだから!!



「ちょっ…

はなして!!」


わたしが抵抗するようにそう言うと、孝太はさらに力を強めた。






こう…た?

一体…どうしたの…?






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