姫と竜 *王子が誘拐*
「ん…ん゛ぅん!!…っ何するのっっ」
無理矢理奪われた唇を引き離す。
離れようと暴れるが、キツく抱き締めた腕が離そうとはしてくれない。
「エリーゼ。逃げないくれ。」
「っ信じられない!!会ったばかりの人とこんな事するなんて!さっきまでの言葉は嘘だったの!?変態!!」
必死で振り払おうとしてもビクともしない。
「何故逃げるのだ?何故現実を見ようとしない?!」
「現実を見てないのはあなたよ!」
今まで聞いたことのないような痛烈な物言いでアクトを批判した。
だがそれでも振りほどく事は出来ない。