姫と竜 *王子が誘拐*

 
「お気持ち御察し致します姫君。」


「なっ…フ、フェイ。」


「知り合ったばかりの人間ではない男に、白昼堂々キスされては、それはそれは…もう身の猛る思いでしょう。」



アクトの体が凍りつく。



「どっどうしてそれを知ってるの!?」


「城中の噂の的ですよ、姫君。皇太子殿下にやっと夢中になれる方が現れたと。」


それを聞き、エリーゼの頬が急激に紅潮する。



「さ…最っ低っっ!!」




そう言うと


勢いよく扉を閉めエリーゼは、飛び出して行ってしまった。





< 111 / 154 >

この作品をシェア

pagetop