姫と竜 *王子が誘拐*
「お気持ち御察し致します姫君。」
「なっ…フ、フェイ。」
「知り合ったばかりの人間ではない男に、白昼堂々キスされては、それはそれは…もう身の猛る思いでしょう。」
アクトの体が凍りつく。
「どっどうしてそれを知ってるの!?」
「城中の噂の的ですよ、姫君。皇太子殿下にやっと夢中になれる方が現れたと。」
それを聞き、エリーゼの頬が急激に紅潮する。
「さ…最っ低っっ!!」
そう言うと
勢いよく扉を閉めエリーゼは、飛び出して行ってしまった。