姫と竜 *王子が誘拐*


(………?)



あれ…?死んで…ない?


私……


どれぐらいの時間がたっただろうか…永遠だった気も一瞬だった気もする。


「…」


まだうら若き王女は父を抱き締める手を少し緩め
父の様子を伺いながら恐る恐る 顔を竜の方へと向けた。


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