姫と竜 *王子が誘拐*

エステリーゼはまだ諦めてはいなかったからだ。


王の時とは違い、この竜は自分の質問に答えている。このまま上手くいけばここに住む事も交渉次第で 可能かもしれない。


焦る気持ちを必死に抑え竜に心を読まれないように頭を真っ白にする。
心が読めるなら無駄な事かもしれないが、それで諦める様な王女でもなかった。

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