name

当然のように言う和泉

香奈は眉間に
シワをよせて、
あたしをチラリと盗み見た。



香奈も
誰のことかわかったんだ

目 泳いでるよ?


『わかるでしょ?

 香奈ならさ!』



『香奈ぁ

 私わかんないー。

 教えてよ!』




あたしに
聞かせようとしてるのか
和泉と萌は、
大きな声で言う。


戸惑った香奈を
見ているこっちが
痛々しくて。



少しして、
香奈は口を開いて
吐息のようにつぶやいた。








< 118 / 134 >

この作品をシェア

pagetop