親友!?幼なじみ!?恋人!?

ずっとにこにこして‥怪しい。


いや、にやにやしてるっていうのか‥


どっちにしろ怪しい。



そんな表情を悟ったのか

「なにもしないわよ」

そう言って、また海中に腕を沈める。




なんもしないのかよ‥

心配して損した。


美波の後に続いて、海中に腕をつけ、砂を掴もうとした時、


「ひーかかったぁ」

そんな声とともに、俺の体は傾いて、大きな音とともに海の中で浮いていた。



突然のことに驚いたが、素早く体勢を整え直し、海上に浮上した。


顔を振って水を弾きとばす。

それを見て、きゃっきゃと笑う美波。



コイツは…

< 104 / 400 >

この作品をシェア

pagetop