親友!?幼なじみ!?恋人!?
昨日の約束通り慎吾とわたしは昨日行った海岸に向かった。
朝日が水面に反射して、昨日とは違う惹かれる輝きがあった。
「きれいだね」
吹き抜ける風によって、わたしの髪は揺れる。
「そうだな」
こうしてること、二人でいることが幸せだって思う。
今まで隣にいるのがあたり前だったから、こんな幸せに感じたのは久しぶりだった。
慎吾の一つ一つの言葉に心躍る。
でも、もう、一緒にいられないって思ったら…
「どっどうしたんだよ!?」
慎吾の焦った声で慌てて頬に手をあて涙を拭った。