親友!?幼なじみ!?恋人!?

「今から言うこと―――‥
ウソと思うかもしれない。 ウソであった方がどれほど良かったか・・・　でも、ホントの話。
慎吾を傷つけちゃうかもしれない。 でも真実だから。 聴いてくれますか？」


これで慎吾や美波との仲が完全に壊れてしまっても、それは仕方のないこと。


だって、わたしがしでかしてしまったことだから。


これで仲が壊れてしまっても、それがわたしたちの運命だっただけなのかもしれない。


わたしは振り返り、真っ直ぐに慎吾を見つめた。



愛しい人―――‥


今までどれほど悩んだのかな？


自分を責めて、でもどうしようもなくて‥ツラかったでしょ？


でも…


全部、慎吾のせいじゃないから。


全部、全部、わたしのせいだから。


ごめんなさい。






「慎吾‥聴きますか？」


念を押すようにもう一度聞き直した。