親友!?幼なじみ!?恋人!?
「真琴からホントのこと聞かされた時は、今までの時間はなんだったんだって思ったのは確かだ。でもさ…真琴や晃のことがあったから、俺たち4人、今までよりもずっと結束したと思わねぇか?」
「思う…」
「だろ?誰も嫌いになれないし、離れようなんて思わない。それはやっぱり今までの時間があったからだと思う。真琴と付き合ってた時があるから、今の俺がいると思う。だから…もう、そんなこと聞くな」
「…っうん」
涙を我慢しようとしたら声がものすごく震えた。
「もうそんなこと思うな。後悔とか戻りたいとか誰も思ってねぇし、思わねぇよ。俺も、美波も、晃も。それに、真琴だってそうだろ?」
涙のせいでもれる声はあるけど慎吾に返事ができるような状態じゃなかったから、何度も何度も頷いてみせた。