親友!?幼なじみ!?恋人!?
気付かないように、
認めないようにしてただけで、ほんとは分かってた。
日に日にグレニスに惹かれている自分に。
好きになってる自分に。
ただそれを認めるのが怖かった。
グレニスが俺に好意を寄せてることは分かってた。
だから余計にこの気持ちには複雑だった。
離ればなれになった時、グレニスは俺を好きでいてくれるのか。
俺も、美波をほんとに忘れることができたのか、いまいち自信がなかったんだ。
でも、この気持ちはきっとグレニスに惹かれてやまない想い。
もう、隠すのも、気付かないフリをするのもムリだ。