ヴァンパイアの花嫁 番外編②
ご主人様?まさか・・・どうしてエレオノーラ様の血を・・・?


ティナと結婚してからはティナの血しか飲まなかった。



ティナは泣きそうな顔になるときびすを返して元来た廊下を駆けた。



「ダーモッド、ティナ様を追いかけろ!」



アメリアが言うまでもなくダーモッドはティナを追った。



アメリアは2人が座っているソファーに近づいた。



* * * * * *



あの人の笑みが頭に張り付いてティナは気が狂いそうだった。


どうして?どうしてレオンとあの人が・・・?


いやっ!


立ち止ったティナは顔を手で覆った。


「ティナ・・・」


ダーモッドは何も言えない。



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