ヴァンパイアの花嫁 番外編②
人間界の屋敷にティナは戻っていた。



ヴァンパイアの世界は気に入ったものならばヴァンパイア同士、血を分け合う。



いやっ!分かっていても嫌なのっ!



レオンの心が自分から離れてしまったよう。



振り向いてもくれなかった。



「レオン・・・」



追いかけてきてもくれない・・・。



しばらく涙が止まらなかった。




* * * * * *



城に残ったアメリアはソファーの2人に近づいた。



「ご主人様」



名前を呼んでも振り向かない。



「レオンに何の用なの?」



「エレオノーラ様!」



様子がおかしい。



< 41 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop