ヴァンパイアの花嫁 番外編②

「大丈夫です」


「良かった・・・」



こわばっていた肩が安堵と共に解けた。



「お城に戻ります」



ティナは部屋の中へ入ろうとした。



その時、数人の男がティナを囲んだ。



「ティナ様！」



アメリアはティナを助け出そうと一人の男に飛び掛るが男の腕の一振りでアメリアは地面に飛ばされた。



「うっ！」



それでも即座に立ち上がる。



ダーモッドも男の一人の頭に飛び乗り、腕をめくらめっぽうに動かす。



「大人しくしていろ！」



頭を掴まれると強く放り投げられた。