子供すぎる私と大人すぎた貴方
救世主
それからたくさん話して私たちは帰った
途中まで祐平君が送ってきてくれたが、
その時は何の嬉しさも感じなかった。


一人になってから
自分の手首とずっとにらめっこ

わからない。

あの時、
本当に自分の存在を消したくて
早く自分の存在を確かめたくて
手首を切りたかった。

帰り道では手首に爪を立てて
何かを必死でこらえた

気がつくと家の前
私は早歩きで家の中へ入っていき
すぐさま洗面所に行きカミソリを持ち自分の手首に当て切った。


(違う....もっと深く)


このまま死のう.....

私はカミソリをめちゃくちゃ深く切りつけた時にケータイが鳴り響いた

途中まで切りつけたがメールが誰か気になりカミソリをその場に置いてケータイを手にとった。

手首は今までにないぐらいの量で血が出ていた。
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