この腕の中で君を想う



「もう話せるか?」

「…うん」

しばらくしたら涙もひいてきて

小さく顎をひいて頷くと、徐に口を開いた




「私…貴方にキスされた。キスしてって言われたら誰とでもするのかなって思ったら…悲しくなって」

「それで泣いたのか?」

「……うん」

「まじかよ…」

矛盾だらけの私の言葉を聞いて、さっきより大きな溜め息をついた


「ごめんなさい」


< 166 / 252 >

この作品をシェア

pagetop