この腕の中で君を想う


真沙美に渡されたタオルで口元を拭いてからもう一枚のタオルで床を拭く


「言い方ってものがあるでしょι

でも、どうしてそれを」

知ってるのよ?


床を拭きながら私は近くのソファに正座で座っている真沙美を見上げる


よっぽどジュースがかかるのが嫌だったんだなι



「え?眞理が自分で言ってたじゃない。覚えてないの!?」

とぼけてるのかと思っているのか、ニヤニヤしながらソファに俯せになって足をバタバタさせている


「…えっと」



元彼の愚痴は零した気がするんだけど



それ以外は…



「覚えてないι」


「マジ!?」

「マジ」


「眞理…飲み過ぎた?」


真沙美は心底驚いたような声を出した


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